@article{oai:nsu.repo.nii.ac.jp:00000096, author = {江口, 潜}, issue = {37}, journal = {新潟産業大学経済学部紀要}, month = {Nov}, note = {論文(Article), 本稿は、社会制度あるいは経済体制の起源と機能についての考察、そして様々な社会制度、とりわけ市場制度と非市場制度の比較を行う。その際本稿は経済活動の本質を「分業(あるいは特化)による生産と(生産されたものの)再分配」と考え、そして社会制度とはそのような分業と再分配を遂行し、そこで得られるべき「分業の利益」という「果実」を結実させ、紡ぎ取るための合意されたルールと位置付け、そのうえで様々な社会制度のもとで達成される成果の多寡という観点から市場制度とそれ以外の制度を比較する。そして本稿は、(1)社会制度の形態の違いにより、そこで結実させ、獲得することのできる「分業の利益」の大きさに大きな違いが生じてくること、(2)市場制度のもとでの「分業の利益」の結実の大なること、そして(3)市場制度以外の制度の社会では「分業の利益」として結実する成果が限定的なものに止まること、の3点を指摘する。その際、「職業選択の自由」という、市場制度の社会には必ず付随しているといってよいであろう「自由」の意義が強調される。また、市場制度という制度がこの社会にもたらしている、もう一つの「別格の」ともいうべき大きな恩恵があることを論じる。, application/pdf}, pages = {1--10}, title = {分業の「利益」と「痛み」 : 「制度」および「競争」の本質に関する一考察 : 第I部 : 分業の利益と社会制度}, year = {2009} }