@article{oai:nsu.repo.nii.ac.jp:00000297, author = {阿部, 雅明}, issue = {54}, journal = {新潟産業大学経済学部紀要}, month = {Oct}, note = {論文(Article), 科学技術の発達や、貨幣の発明を始めとする経済社会の高度化・取引の拡大により、人類社 会は驚異的な発展を遂げてきたが、人類はこれまで同様に社会の発展を継続できるのだろうか。これは、環境問題を論じる際に頻出する「持続可能な発展」の議論と関連するが、本論文では、人間の知性の高度化という観点から、文明の発展の持続性について考えている。ルソーは『エミール』(ルソー,1762)の知性に関する文章の中で、「記憶と推論とは本質的に違う2つの機能であるとはいえ、それらはあいともなわなければほんとうに発達しない。」 と記している。これは、知識の獲得と思考は補完しあって初めて知性を高めることができると 言い換えることができるだろう。知性を高めるためには知識の蓄積だけでは不十分であり、知 識は思考によるその理解を伴って初めて知性を高めることになるのである。本論文では、以上の知識と思考の補完による知性の向上について、効用理論を利用して分析し、持続可能な発展の条件として、知識偏重の社会から、思考力を伴った知性の進歩の必要性を提示している。そして、時間制約による知性の向上の限界による社会発展の限界性についても指摘している。, application/pdf}, pages = {1--6}, title = {効用理論を利用した社会発展の考察}, year = {2019} }