@article{oai:nsu.repo.nii.ac.jp:00000296, author = {阿部, 雅明}, issue = {55}, journal = {新潟産業大学経済学部紀要}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 経済のグローバル化とともに経済格差の拡大の深刻化が懸念されている。なぜここまで格差が広がってしまったのか、その原因は市場経済の基本原理そのものにある。市場経済で活動する企業が追求するのは「利潤の最大化」である。この利潤追求が経済成長の原動力となることに疑いの余地はないが、利潤をあげ続けなければならない状況が様々な問題を引き起こすこと もまた事実である。以上のような格差拡大のメカニズムを国際貿易理論の動学モデルとして提示したのがKrugman(8)である。そこで、本論文ではこの論文を発展させた、2地域(南、北)、3部門(農 業、工業1、工業2)経済発展モデルにおいて、農業部門における技術進歩を源泉とするのではなく、先進工業地域の労働制約による賃金上昇のみによって、内生的に、それぞれの地域において、異なった財の生産に特化し、均等発展を達成する過程を示すモデルを提示する。 しかし、初期時点に、北部が南部に比べて、2財共に資本蓄積を先行していた場合、結果的に、資本蓄積水準という面では均等発展が達成されたが、南北において、賃金の格差が生じることも示された。本論文は、この南北の賃金格差の生じるメカニズムも提示することができた。, application/pdf}, pages = {1--9}, title = {経済のグローバル化と賃金格差}, year = {2020} }