@article{oai:nsu.repo.nii.ac.jp:00000277, author = {小林, 健彦}, issue = {52}, journal = {新潟産業大学経済学部紀要}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 倭国へ漢字を公伝させたとする、隣地、韓半島・朝鮮半島に於いても、残存する信憑性の高いものは少ないものの、古来、種々の記録類が作成されていたものと推測される。その中に於いても、様々な災害記録が残されている。そうした自然災害に対する認識は、災害情報の記録にも反映され、更には、日本へも影響を与えていたのであろうか。本稿では、そうした観点より、韓半島に於ける対災害観や、災害対処の様相を文化論として窺おうとしたものである。東アジアに所在していた古代王権は、或る種の意図を以って、そうした自然災害を文字情報としての記録に残すことを行なって来た。ここで言う処の「或る種の意図」とは、それらの自然的な事象の発生を、或る場合には自らの都合の良い様に解釈をし、加工し、政治的に利用、喧伝することであった。その目的は、災害対処能力を持ちうる唯一の王権として、自らの「支配の正当性」を合理的に主張することであったものと考えられる。それを具現化して見せたものが正史であった。ここでは、正史ならではのそうした特質をも踏まえながら、当該課題の追究に当たったものである。, application/pdf}, pages = {23--71}, title = {高句麗本紀に見る災害対処の言語文化 : 太祖大王期以降を中心として}, year = {2019} }