@article{oai:nsu.repo.nii.ac.jp:00000271, author = {小林, 健彦}, issue = {50}, journal = {新潟産業大学経済学部紀要}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 日本に於いては、古来、様々な自然災害―大雨、洪水、地震、津波、火山噴火、土石流、雪害、暴風雨、高波、高潮、旱害、蝗害、疫病流行等々、数え切れない程の災害が人々を襲い、人々はその都度、復旧、復興しながら、現在へと至る地域社会を形成、維持、発展させて来た。それは、日本が列島を主体とした島嶼国家であり、その周囲は水(海水)で囲まれ、山岳地帯より海岸線迄の距離が短い、即ち、平坦部が少なく、土地の傾斜が急であるという地理的条件に依る処が大きい。民衆レベルに於いて、文字情報、文字認知が必ずしも一般的ではなかった近世以前の段階でも、限られた人々に依る記録、就中、災害記録は作成されていた。古い時代に在って、それは官人に負う処が大きかったのである。所謂、正史として編纂された官撰国史の中に於ける災害記録である。このような状況の倭国へ漢字を公伝させたとする韓半島に於いても、残存する信憑性の高いものは少ないものの、古来、種々の記録類が作成されていたものと推測される。その中に於いても、様々な災害記録が残されている。そうした自然災害に対する認識は、災害情報の記録にも反映され、更には、日本へも影響を与えていたのであろうか。本稿では、そうした観点より、韓半島に於ける対災害観や、災害対処の様相を文化論として窺おうとしたものである。, application/pdf}, pages = {65--108}, title = {三国史記に見る災害情報の言語文化 : 倭国に於ける災害対処の文化論との対比に於いて}, year = {2018} }