@article{oai:nsu.repo.nii.ac.jp:00000252, author = {江口, 潜}, issue = {47}, journal = {新潟産業大学経済学部紀要}, month = {Jul}, note = {論文(Article), 幼稚産業保護政策により産業を保護することはその産業の国際競争力の獲得や強化を促すかどうか、ということは自明な問いではない。本稿ではMotta(1993)で用いられたvertical product differentiationのあるduopoly modelを使い、高い品質の財を生産する海外企業と低い品質の財を生産する国内企業が国内市場でベルトラン競争をしている場合について、海外企業の製品に関税をかけて国内産業の保護を行った場合に、保護された国内企業の「品質の向上をしようとするインセンティブ」が強くなるか、あるいは「生産にかかる費用を低くしようとするインセンティブ」が強くなるか、ということを調べる。分析結果は次の通りである。関税は、ベルトラン市場で、国内幼稚産業企業の品質を上げたり費用を下げたりしようというインセンティブを高める。ただしその効果は「あたかも海外企業の生産コストが関税率と同じ率だけ上昇する」のと同等の効果であり、そのため効果としてはモデラートである。, application/pdf}, pages = {1--7}, title = {関税による幼稚産業保護はその産業の競争力を高めるか? : 垂直的製品差別化のあるベルトラン市場の場合}, year = {2016} }