@article{oai:nsu.repo.nii.ac.jp:02000002, author = {小林 健彦}, issue = {63}, journal = {新潟産業大学経済学部紀要}, month = {Jun}, note = {論文(Article), 日本の12世紀~13世紀はあらゆる意味に於いて転換点、過渡期とも言うべき時期であっ た。それは政治・軍事史的にも経済史的に於いても言い得ることであったが、気候的には平安 海進期(ロットネスト海進期)が漸く終わりを迎えようとしていた「暑熱の時期」にも当たっ た。本シリーズの初稿に於いても示した様に、(1)この時期は、寒暑両極端な気候が端的な特 徴として出現をしていたと推測を行なった。歌人藤原定家(ふじわらのさだいえ・ふじわらの ていか)が自身の私日記である「明月記(めいげつき)」〔建久7年(1196)6月25日条〕 (2)に於いて示した「天」に関わる対空間認識である「天變頻示、凶事間聞」とする記述とは、 地上側に於ける騒然として乱れた状況が、「天」をして、特に「暑氣殊甚」とした異常気象を 発現させ、人々へ対して啓示・警告を行なっているとした思想であった。そこで、本稿では、 こうした当時の人々に依って筆録をされていた日記史料を主たる素材としながら、こうした過 酷な気候変動と向かい合っていた人々の様相や生活文化に関して追究を行なった。, application/pdf}, pages = {31--59}, title = {12世紀日本の気候変動と人心2}, year = {2023} }